2003/01/24
宇宙メダカ実験参加の学生らテレビ会議で日米交信


 今月16日に打ち上げられた米国のスペースシャトル「コロンビア」で進められている「メダカの生態実験」に参加している日本の学生が24日、スペースシャトルからあらかじめ送られてきたデータを基に、東京の宇宙開発事業団本社と、米国や日本国内の高校とをデジタル電話回線で結び、テレビ会議を行った。

 実験は、宇宙でメダカの卵をふ化させ、地上に帰った後、稚魚が環境に適応する様子を観察するのが目的。お茶の水女子大大学院生の新堀真希さんを代表に全国の中学、高校11校が参加している。

 テレビ電話会議には、米アリゾナ州でシャトルから届く実験データを収集中の新堀さんと、東京都立小山台高校など計3高校の生徒、日本人飛行士の向井千秋さんが参加した。宇宙メダカ実験の先輩でもある向井さんは「夢を持って宇宙での研究を上手に利用して欲しい」とエールを送った。

 続いてインターネット会議が開かれ、プロジェクトに参加する生徒らが活発に意見交換した。(読売新聞)